バイクのバッテリ上がり その原因とは?
バイクのバッテリー上がりの原因
まず、機械的原因と人為的原因が挙げられます。
機械的な原因とは
1:リークなどの漏電が原因でバッテリーの電流がどこかへ逃げてしまっている
2:バッテリーの液が減少して正常なバッテリーの働きをできなくなる
3:ターミナルなどにサルフェーションが発生して電流がロスしている場合。
4:長期間使わないなど自然放電
人為的な原因とは
1:ヘッドランプなどの消し忘れ
バイクのバッテリーは小さく車などより激しい環境にさらされています。
特に冬場ではバッテリーは性能低下しやすく激しい条件にさらされているのでバッテリー上がりを起こしやすくなります。
夏場では中の蒸留水の蒸発でバッテリー液が既定値よりも低くなり、セルが見えている状態になるとバッテリーも上がりやすくなります。
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バッテリー上がりとその見極め方
バッテリーがあがってしまった。
でも、本当にバッテリー上がりですか?
もしかしたら、他に原因があるかもしれませんよ。
その見極め方とは
セルを回してみましょう。軽快に「キュルキュル」回るようなら、バッテリーは元気です。
エンジンがかからない原因は他にあります。
もし、セルが「ウオン、ウオン」とゆっくり回るようなら、バッテリーはかなり弱っています。
セルが全く回らない、もしくは「カチカチ」というようなリレーの音がしたら、セルを回す力がバッテリーには残ってないかもしれません。その場合、他の電気機器が正常に作動するか確かめてみましょう。
たとえば、「ホーン」をならしてみます。きれいな音が出るようなら、問題ありません。住宅地などではウインカーなどを作動してみてください。正常に動けば問題ないでしょう。こうなった時はバッテリーよりも別に原因が考えられます。
他の機器が正常に働いてセルが回らない場合はセルモーターの異常かもしれません。
この辺の判断は専門の整備士の方に見ていただいたほうが賢明です。
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バッテリーが上がった時の対処法です。
ご存知の方もいますと思いますが、バイクの場合、自分で押しがけもできます。
スクーターなどのオートマチックミッションの場合は無理ですが、
ほとんどの場合はクラッチ付のミッションと思います。
体力に自信のある方は試してみてもいいでしょう。
ちなみにエンジンがかかれば、発電機が付いていますのでその電力でエンジン回転を維持できます。
発電機が正常ならば、バッテリーを点検後そのまま走れば、バッテリーに充電されます。アイドリンクのままでも充電はされますが、充電容量が低いので少し走ったほうが無難のようです。
押しがけの方法はまずクラッチを握り、二速のまま走ります。そしてシートに飛び乗ると同時にクラッチを放します。
エンジンがかかれば、すぐにクラッチをはなし、エンジンを回しますが、この方法はかなり体力を使います。というかやりにくいです。
もっと一般的な方法はチェンジがニュートラルのまま走り出してシートに飛び乗りその時、同時にクラッチを握り二速に入れます。
よくレースなどで使っている方法です。
そのほかの方法としてはバッテリーに車のバッテリーをつなぎます。
その前にバイクのバッテリーの電圧を確認してください。
セル付は12ボルトが多いですが、念のため確認したほうが間違いないでしょう。
車のバッテリーは12ボルトが主流ですが、まれに24ボルトの車があります。
その場合でも12ボルトのバッテリーが二つ付いていることが多いです。
お互い12ボルトと確認できたら、ブースターケーブルでつなぎます。
ブースターケーブルはバッテリー同士をつなぐものです。
ブースターケーブルは容量の大きく、長いものが使いやすくて便利です。
容量は120A以上で長さは5mくらいあれば大丈夫ですが、バイクは車のバッテリーで十分にかかります。
それではこのブースターケーブルを車のバッテリーにつないでみます。
1:つなぐ側のバッテリーの+側の端子にケーブルの赤のワニ口をつなぎます。
2:つなぐ側のバッテリーの―側の端子にケーブルの黒のワニ口をつなぎます。
3:バッテリーが上がったバイクのバッテリーの+側の端子にケーブルの赤のワニ口をつなぎます。
4:バッテリーが上がったバイクのバッテリーの―側の端子にケーブルの黒のワニ口をつなぎます。もしくはボディの金属部分につなぎます。(マイナスアース車)
以上がブースターケーブルのつなぎ方ですが、この時にはエンジンはかけたまでいいですが、最後のマイナスのケーブルをつなぐ時には軽く火花が出るかもしれません。でも気にしないでください。
注意点としてはプラスとマイナスを絶対に間違えない事、
それと、マイナスを最後に取り付けること、そうしないとプラスではボディに触るとショートして火花が出ます。
バッテリーをつないだら、しばらくエンジン回転を2000回転くらいにして5分くらいつないだままにします。
それからエンジンをかけます。エンジンが始動したら、つないだ時と反対にはずします。
そして、しばらくエンジンをかけたままにしてオルタネーターで充電します。
以上がバッテリーのつなぎ方ですが、バッテリーそのものが寿命がきていたり、傷んでいると、また、バッテリーがあがってしまうかもしれません。その時は交換するか、整備士の方に相談するほうがいいでしょう。
バッテリーの寿命は2年からうまく使えば、5年くらい持ちます。
何度もバッテリーがあがったり、セルを回す力が弱いなと感じたら、そろそろバッテリーの交換時期かもしれませんね。